Science Introduction(物理・生物)

10月15日(金)と10月22日(金)にScience Introductionの授業で

107HRの生徒に物理と生物の基礎実験を行いました。

【物理分野】乾電池の電流と電圧の関係を調べてみよう
 物理分野では乾電池の電流と電圧を調べる実験をしました。すべり抵抗と呼ばれる抵抗値を変化させることのできる抵抗を使用し、回路の抵抗値が変化するときに電池に流れる電流や電圧が変化することを実験で確かめました。始めは生徒のなかには乾電池の電圧が1.5Vであることを知らない生徒もいましたが、実際に実験してみると1.65V程度の電池もあり、生徒達の理解も深まったようです。その後、古くなった電池(マンガン電池なので時代感がかなりありました。)を用いて実験すると電流や電圧の変化が違っていることも確かめることができました。
 実験結果をグラフにするときには、変化の大きなレンジを大きく表す工夫などが見られました。3人の実験班で工夫や気付きを共有して有意義な時間となり、実験スキルも習得することができました。

 

 

【生物分野】永久組織と分裂組織の観察 

 ニンニクの根端を用い、分裂組織と永久組織を観察し、分化した細胞と未分化の細胞の比較を行いました。分裂組織は一点であり、そこから場所が離れるほど、永久組織に分化していくことを理解しました。どの細胞群が細胞周期を抜け分化した細胞となっているのか、それぞれの形から想像を膨らませ、考えを巡らせました。分裂組織においては、体細胞分裂における分裂期の各時期が観察でき、永久組織においては、道管のらせん模様がなどが観察できました。また、教科書で習う細胞分裂における個数と時間の関係も実際の観察から理解しました。