2026(令和8)年 賀川豊彦展
2026年2月10日 15時36分 [教員25]~ 世界の三大聖人と称され 平和な社会のイノベーターである先輩の姿から学ぼう ~
2月9日(月)から2月20日(金)にかけて、本校図書館において賀川豊彦展を開催しております。
毎年恒例となっているイベントですが、この展示に協力いただいている鳴門市賀川豊彦記念館は2025(令和7)年に国際協同組合同盟(ICA)の「世界協同組合文化遺産」に選定されました。世界25か国31組織のうち、日本で唯一の選定とのことです。2025(令和7)年は国連の定めた「国際協同組合年」で、その一つの取り組みとして、世界に協同組合の理念を広めようと選定されたようです。
賀川豊彦氏はキリスト教や哲学、心理学などあらゆる分野を学び、21歳のときに神戸のスラム街に移り住んで社会的弱者の救済活動に身を投じ、日本の社会運動の草分け的存在となりました。
賀川氏は本校の前身である旧制徳島中学校出身のキリスト教社会運動家として大正から昭和にかけて活躍し、関東大震災でのボランティア活動や労働運動、農民運動などを展開。昭和20年には「日本協同組合同盟」を結成して、生活協同組合などの組織を生み出す基礎をつくりました。
世界的な平和運動家でもあった賀川氏は、ガンジーやアインシュタインらとともに徴兵制廃止などを提唱。軍国主義が台頭し始めた昭和初期には反戦を唱え、戦後は一貫して戦争反対や核兵器廃絶運動を行い、ノーベル平和賞の候補にもなりました。
2週間という短い期間ではありますが、世界の平和に主体的に貢献しようと献身してきた偉大な先輩の功績に触れていただき、次世代の聖人へと成長するきっかけとしてもらいたいものです。
《文責》尾形