2025(令和7)年8~11月 硬式野球部活動報告(練習試合)
2025年12月1日 09時09分 [教員25]~ チャンスを活かすか殺すかは自分次第 夢に向かって覚悟の競争!! ~
日頃は、本校硬式野球部の活動にご理解・ご協力いただき誠にありがとうございます。
新チーム発足から4か月余りですが夏の選手権、秋季大会と思うような結果は出せなかった中で来年の躍進を狙い、「戦う集団」へのモデルチェンジを目指し日々取り組んでおります。今回は新チーム発足以降に行われた練習試合の戦績について、概要をお伝えします。
7月30日(水)
城南 16 - 2 川島
城南 3 - 2 川島
8月1日(金)
城南 1 - 4 西条(愛媛)
城南 9 - 13 西条
8月3日(日)
城南 4 - 1 岡山城東(岡山)
城南 0 - 2 岡山城東
8月5日(火)
城南 3 - 7 小野(兵庫)
3 - 3 今治西(兵庫)
8月17日(日)
城南 21 - 3 高瀬(香川)
城南 3 - 12 富岡西
8月23日(土)
城南 4 - 6 済美(愛媛)
城南 3 - 11 済美(愛媛)
8月24日(日)
城南 6 - 3 尽誠学園(香川)
城南 7 - 6 小松(愛媛)
8月30日(土)
城南 0 - 10 川之江(愛媛)
城南 8 - 9 川之江
8月31日(日)
城南 2 - 12 藤井(香川)
城南 3 - 5 藤井
9月8日(月)
城南 6 ー 5 三木(香川)
城南 12 ー 2 高松北(香川)
9月9日(火)
城南 5 ー 3 城ノ内
10月4日(土)
城南 6 ー 5 淡路三原(兵庫)
城南 7 ー 2
10月11日(土)
城南 12 ー 4 須磨友が丘(兵庫)
城南 8 ー 7 須磨友が丘
10月12日(日)
城南 6 ー 9 開星(島根)
城南 6 ー 9 松山商業(愛媛)
10月19日(日)
城南 1 ー 0 小松島
城南 2 - 2 小松島
10月25日(土)
城南 3 ー 2 飾磨(兵庫)
城南 6 - 0 飾磨
11月2日(日)
城南 6 ー 3 名西
城南 16 ー 0 脇町
11月3日(月)
城南 19 ー 1 洲本実業(兵庫)
城南 8 ー 2 洲本実業
11月16日(日)
城南 18 ー 4 那賀
城南 0 ー 2 那賀
11月23日(日)
城南 4 ー 0 明石清水(兵庫)
城南 5 ー 0 明石清水
11月29日(土)
城南 4 ー 3 名西
城南 5 - 2 名西
夏休み、秋季大会にかけては暑さ対策と可能性の発掘を目指し、出場機会の拡大をテーマに取り組んできました。当然のことながら、アピールの機会は日々の練習。ここで「(試合でどんな動きをするか)見てみたい」と思わせるような選手がチャンスをつかんでいきます。
1回戦で姿を消した秋季大会以降のテーマは「競争」。来年は絶対にあんな負け方をするわけにはいかない、ということで、試合は全勝を目指して勝利にこだわって戦いました。出場の条件は、練習の中でしっかりアピールすることはもちろん、試合でも結果を出すことが求められます。当然、試合での出場機会が急増した選手や激減した選手もおり、秋季大会のレギュラーと比較して半数近くのメンバーがスタメンから入れ替わるような状況も生まれました。
チャンスは与えられるものではなく、自分の力でつかみ取るもの。少子化に伴い野球人口も激減する中、ここまでのカテゴリーではあまり競争を経験せずになんとなくレギュラー、どこかでは試合に使ってもらえるという意識でやってきた高校球児が最近は圧倒的に多いです。そのような中、出場機会の差に大きな衝撃を受けた部員もいると思います。しかし、社会に出た時にはそう甘くありません。私たちにとって、野球が好きなのは大前提ですが、最大の目的は人間形成です。部員たちは非常に厳しい社会情勢に、明るい光を導く人財です。出場したければ、方法はシンプル。日々の練習で課題意識をもって真剣に取り組み、練習で培ってきたものを試合の中で発揮し活躍するだけです。何事も努力なくして成功などつかめません。この厳しい競争を勝ち抜いたメンバーだから必ずやってくれる、自分もそのようになりたい、その思いが必ず勝利を呼び込む原動力になります。悔しければ、練習したらいいのです。定期考査でいえば、出題するテストの答えまで提示してくれているようなものですから、あとはその方向性と自分の可能性を信じて前進あるのみです。
後半にかけて、例えば安打数が相手チームの半分、といったような内容は負け試合でも結果として勝利を拾えるような試合も増え、粘り強さと勝負強さがついてきたようにも感じます。特に投手陣は大きく成長したように思います。新チーム発足当初はコントロールを乱す者が多く、誰を投げさせたら抑えられるのか、と頭を悩ませるの消去法的な起用でしたが、秋以降は好調の者が多く、誰を投げさせるか悩むという贅沢なものに代わってきました。変化したのは意識だけですが、その意識が勝負強さを生み出すことが分かって突入するオフシーズン期間、課題意識を持って個を伸ばすことが重要です。
12月から2月までの3ヶ月間、日本高野連の規定により、対外試合のできない期間となりますが、冬の取り組みは大きな成長を生み出します。3月に開催される春季大会、さらに夏の選手権での躍進を願い、練習に取り組んでいきます。
特に2年生は、甲子園をかけて戦えるチャンスは残り1回。そのチャンスをつかむ資格を得るために、後悔のないよう限界突破の冬とし、心身ともに最高の状態で2026年シーズンを迎えられるようにしてほしいものです。
また、1年生は高校での野球生活で初めての冬を迎えます。中学生までとは比べ物にならない厳しい日々に、最初は挫折しそうになることもあるかもしれませんが、日々真剣に取り組むことができれば心身ともに強くなりますから、必ず乗り越えられます。指導者としても、この冬を乗り越え成長したチームの姿が楽しみです。
改めてこの期間、私たちの練習試合を支えていただいたすべての皆様に、チーム一同、心より感謝を申し上げます。
《文責》尾形