大川原高原にて

 6月19日(土)、佐那河内村の大川原高原にて「アジサイを撮る会(仮称)」を行いました。降雨のため出発時刻を午後に延ばし、それでも晴れ間が見られないまま全員一致で強行突破しました。学校から車で45分かかりますが、途中の山道がくねくねしていてちょっと酔ってしまいました。やっと高原に到着しましたが、周りは真っ白で何も見えません。でも湿気を含んだ風が心地よく酔いも眠気も吹っ飛びました。

 まず目に入ったのはアジサイの青です。まだまだ六分咲きといった感じですが、咲いたばかりの鮮やかな花がしっとりぬれてとてもフレッシュです。下から風が吹き上げてくる斜面一帯に何百本も生えていました。小道に入って撮影開始です。近接したり中距離から撮ったり、背景に人物や木陰を入れたり、各自が自分の世界に浸っていました。

 ミルク色の霧の向こうからビュンビュンという音が聞こえます。どうやらこの風で風車が元気よく回っているようです。一瞬の晴れ間の中で本体が浮かび上がってきました。かっこいいです。結局、2時間ほど滞在して多くの写真を撮りました。またどこかへ行こうねと話しながら帰途につきました。