Science Introduction(物理・生物)

5月13日(金)と5月27日(金)に応用数理科1年生のScience Introductionで基礎実験を行いました。

今回は物理分野と生物分野の基礎実験です。実験内容は以下のものになります。

【物理分野】重力加速度の測定

 物理分野の1回目の基礎実験は重力加速度の測定です。初めに加速度の定義の説明を受け、どのような量を測れば求められるのかを考えました。実験では鉄製スタンドに取り付けた記録タイマーで磁気テープに運動を記録をさせて加速度を求めます。生徒達はどのようにすれば精度の高い実験データが得られるのかを話し合いながら、何度もおもりをつけた磁気テープを落下させていました。今回は、すべて質量の異なるおもりを用意したため、おもりの質量による実験への影響も検証できました。実際の重力加速度を知らされると、どうして誤差が出たのか、ほかにどのような工夫をすれば実際の値に近くなるのかなど活発に意見を述べ合う姿がありました。実験精度を高める意識も向上し、生徒達の収穫は大きかったようです。

 

 

【生物分野】オオカナダモ(レッドオニオン)とネンジュモのミクロメーターによるサイズの測定

 ミクロメーターの使い方について理解し、オオカナダモ(レッドオニオン)やネンジュモの細胞のサイズ測定を行いました。ただ、最初の顕微鏡を使う実習でしたので、対物ミクロメータ―と接眼ミクロメータ―の合わせ方に戸惑い、時間がかかってしまいました。時間が足りなかった分は理数生物探求で続いて実習を行いました。実際に大きさを数値化したことで、真核細胞と原核細胞のサイズの違いを実感できたようでした。