徳島県立城南高等学校
 
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科学部

 科学部は、物理・化学・生物・地学に興味のある人を対象に活動します。実験や観察に興味のある人、一緒に活動しましょう。活動場所はそれぞれの教室です。

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2019/06/11

第3回科学部野外巡検in徳島

| by:広報
 模擬テストの翌日6月9日(日)、2年生4名と教員1名で阿南市水井町へ行きました。この近くの加茂谷は石灰岩の露頭が多く、海百合やフズリナなどの化石も見られます。しかし、今回の目的は化石ではなく水銀鉱物でした。
 昨年、水井町で「宮ノ前遺跡」が見つかり話題になりました。古代朱とも言われる辰砂(しんしゃ)の大きな工房跡が発掘されたのです。辰砂とは水銀鉱物の一種で、弁柄(ベンガラ)・鉛丹(えんたん)と並ぶ赤い顔料です。ここでの採掘の歴史は古く、弥生時代にはすでに辰砂を採るための工房がありました。ところが、宮ノ前遺跡の発見により歴史は4500年前まで遡りました。朱は神聖なものであり祈祷などで用いられていたそうです。最も濃くて真っ赤な色合いをしており、石臼や石杵に付着した物も見つかりました。その供給源だった場所が水井鉱山(または由岐水銀鉱山)でした。
 車を降りてすぐに登山開始です。途中までわかりやすい道でしたが、山道に入ると鉱山の方向しかわからないくらい荒れていました。急な斜面をジグザグに登ったり、横倒しになった竹林をすり抜けたり、汗をかきながら少しずつ進みました。そして、ようやく目的地にたどり着きました。石灰岩の巨大な岩壁に坑道が開いて、その前に廃棄した石の捨て場があります。私たちはそこで鉱物を探しました。キラキラした方解石の結晶が見られ、キャラメル色になっていました。小一時間くらい経った頃、ようやく赤い粒子をまばらに含む石を見つけました。辰砂です。ちょうど4つあったので、生徒全員で分けました。
 その後は周辺を探索して鉱山跡を調べたり、石灰岩の分布について知りました。帰りは行きよりも慎重に歩きました。石を担いで重くなっているからです。こうして参加者全員(教員は除く・・・?)が辰砂と方解石を持ち帰ることができました。この場所を教えて下さった地元の方々並びに採集情報を提供して頂いた徳島鉱石クラブの皆様に御礼申し上げます。
   
   
   

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