【科学部】魚の骨格標本を作る

 6月のある日、実験室に海水魚の「かさご」がありました。おもむろに包丁を取り出して、かさごの身を切り落としていきます。これから温かい水酸化ナトリウム水溶液に浸して、数日間放置することにしました。目的はかさごの「骨格」でした。強塩基によりタンパク質が分解され、白くて弾性のある骨だけが残るのです。1週間ほどで何とか形の残る標本が得られました。このようにジャンルを問わず、自分たちが興味関心のある実験をしています。