第5回科学部野外巡検inマイントピア別子
2月19日(日)、再び愛媛県新居浜市にて活動しました。
まず、国領川で鉱物を探しました。この川の上流部から様々な鉱物が流れてきます。柘榴(ざくろ)石や白雲母、紅簾(こうれん)石、透緑閃石などが見られ、特に藍晶石が有名です。藍晶石はカイヤナイトともよばれ、きれいな青色をしています。水に濡らすと一層その青さが引き立ち、雨の日の採集に向いています。国内でも数カ所でしか産出しない珍しいものです。1時間くらい粘って5つほど見つかりました。
次は、マイントピア別子です。ここは半世紀近く前に閉山した別子銅山の跡地です。現在は道の駅として生まれ変わり、観光坑道が残っています。汽車に乗って坑道入口に移動し、そこから鉱山内部に入坑しました。切羽には当時を再現したジオラマがあり、当時の機械や工具、鉱石など展示していました。科学的な見地からばかりでなく歴史的な観点から思考するのも重要です。生徒たちは思い思いの場所をたどって坑内の雰囲気を味わっていました。
本日は在校の1,2年生ではなく、卒業を間近に控えた3年生を対象としました。地学分野に進む者には、このような体験が必要と考えたからです。そうした意図とは関係なく充分楽しめたようでした。進学先でもこうした活動が役立つことを期待します。
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