応用数理科1年生 高大連携講座「課題研究へのアプローチ」

令和6年1月26日(金)の午後,香川大学教育学部の笠先生をお招きして,応用数理科1年生を対象に,課題研究に関する高大連携授業を行いました。導入では,理科の授業と探究活動の違いを考え,証拠を示すことの重要性、さらに「変数(variable)」を意識することで、探究活動がより楽になるとの説明をしていただきました。そこから、「変数とは何か」と問いかけて,様々な種類の本から変数を見つける活動や、様々な図形の中の変数とその値を考え、さらに複数の変数の間における関連性を考える活動を行いました。その後、「パイプが出す音の高さは何によって決まるのか」「浮力は何によって決まるのか」の実験を計画する活動を行いました。比較する2つを決め、なぜその2つの比較をするのかワークシートに理由を記入、発表させることで根拠に基づいた実験計画を立てることを求めました。生徒は実際のパイプやおもりで実験を行い、楽しみながら、思考と理解を深めることができました。アクティブラーニング型授業であり、課題研究等で養われるゆっくりとした思考(スローシンキング)を求める授業でありました。じっくり考えることでより深い思考を体験し、科学技術人材に必要な思考力を高めて欲しいと思います。

   複数の本なかから変数を見つけます   図形の中から変数を見つけ、変数同士の関係について考えます

 ボトルの大きさと重さの関係について知るために   大きさ、重さ、形と浮力の関係について、どのような

 どのような比較をすればいいか考えています     比較実験をすればいいか計画し、実験しています