Science Introduction(SI)【基礎実験(生物・化学)】

基礎実験が始まりました。

きめ細やかな指導のため、物理・化学・生物・地学の各分野15人ずつで実験を行っていきます。4週で4分野の実験を行い、基本的な実験の技術を身につけていくこととなります。

 

【基礎実験(生物・化学)】4月28日(金)5月12日(金)5限目

【生物分野】オオカナダモの表皮とネンジュモ(イシクラゲ)のミクロメーターによる細胞サイズの測定

ミクロメーターの使い方については、パワーポイントで説明しながら進めていき、スムーズに理解を深めらるよう工夫しました。

その後、接眼ミクロメーターを使い、オオカナダモの表皮とネンジュモ(イシクラゲ)の細胞の大きさを測定しました。真核細胞と原核細胞の大きさの違いを、実際に見て測定することで、細胞についての理解が深まったと感じました。

また、ネンジュモ(イシクラゲ)については、グランドの横に生息しており、身近なところに教科書の生き物がいることに、驚いていました。

やはり、「百聞は一見にしかず」。実際に見ることで、新たな気づきが生まれ、科学的な見方や考え方の育成につながると感じました。

 

 【化学分野】
 化学分野では、昨年に引き続いてピペットと電子天秤の使い方を元に化学実験を行いました。まず、電子天秤を用いて炭酸ナトリウムを0.10g 量りました。葉さじの使い方や薬包紙の取り扱いなどを習得しました。次に、ピベットで水や薬品を量りとり、試験管の溶液に加えてみました。これも量が1mLと少なかったですが、上手く量りとれたようでした。
 過マンガン酸カリウム水溶液に過酸化水素水を加えて、硫酸酸性下にあるときとそうでないときの変化を各班で確かめました。酸性ではほぼ無色に近い溶液になり、中性下では黒色の沈殿が生成する様子を観察しました。また、カルシウムと亜鉛に水や塩酸を加えて反応するかどうかを調べ、どちらの金属がイオンになりやすいか調べました。まだまだ実験の経験が少ないようですが、生徒たちは興味・関心を持って取り組んでいました。