J-LINKツアーin神戸ポートアイランド(理化学研究所・甲南大学)

8月3日(木)に応用数理科1・2年生が、J-LINKツアーin神戸ポートアイランドとして、理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)と甲南大学を訪問しました。午前中は理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)を訪問しました。まずは施設で行われている研究の説明が行われ、ヒトのライフサイエンス研究として、iPS細胞やES細胞による再生医療についての研究や細胞を見るために透明化する技術や蛍光させるための研究などの紹介が行われました。その後、実際に緑色蛍光タンパク質を発現させたマウスの胎児やiPS細胞、ロボットで細胞培養をしている所など、先ほどの説明にあったiPS細胞などを実際に見ることができ、理解が深まったと感じました。

午後からは甲南大学フロンティアサイエンス学部へ行き、まず「化学反応を利用した樹脂の導電化処理」の実験を行いました。柔らかいプラスチックの基板に化学反応で金属被膜を析出させ、導電化を行うものです。化学を十分に学習していない1年生には少し難しかったかと思いましたが、分かりやすい説明と大学院生のサポートにより、どの生徒も十分理解できているようでした。特に、イオン化するために、KOH溶液に浸した時間によって、導電率が変わることは、分かりやすい比較実験で、生徒達はスムーズに理解できたと感じました。

その後は、キャンパスツアーを行いました。多くの実験器具や研究室を見せていただき、大学での研究のイメージが湧いたのではないでしょうか。アンケートにも「大学生になると様々な実験装置を使って実験すると思うとワクワクしました。」という意見があり、実際の大学での学びを見ることで、進学へのモチベーションになると感じました。高大連携事業を通じて、高大の学びをスムーズにし、学習意欲の向上に繫げていきたいです。

【理化学研究所】

 理化学研究所での研究の説明     透明化+GFP遺伝子導入したマウス   iPS細胞やニワトリの発生などの見学

【甲南大学 実験】

 

水酸化ナトリウム水溶液を加熱しています  プラスチックの表面に金属を析出     導電率を測っています

【甲南大学 キャンパスツアー】

 世界第二位の大きさのDNA分子模型        電子顕微鏡             研究室の見学