「Jonan Science Lab」の実施について

2月4日(日)9:00~13:00城南高校生物室にて徳島県の高校生が集まり発展的な実験を行う「Jonan Science Lab」が実施されました。本校含む県内8校37人の生徒、4校5名の教員に参加していただきました。今回は、かずさDNA研究所と連携し、高校では行えない分子生物学の実験「ALDH2遺伝子の多型解析~お酒に強い遺伝子を持つかしらべよう」を行いました。実はお酒に強いかどうかは、DNAの1つの塩基の違いによるものなんです。

実験は①口内上皮から細胞を取り、②細胞分解溶で処理しDNAを取り出し、③2種類のプライマーを用いたPCR反応を行い、④電気泳動を用いて解析し、⑤トランスイルミネーターで確認するという内容でした。PCRや電気泳動の待ち時間には、PCR反応についての説明や今後のゲノム解析の利用法など、実験の説明はもちろん、ゲノムについての興味深いお話しをしていただきました。流れるような実験で4時間があっという間でした。実験では、すべての人のサンプルについて結果が確認でき、すべての人の実験が成功しました。事後アンケートでは、満足度が非常に高かったです。交流プログラムも合わせて実施できればとの意見があったので、次年度は課題研究のショート発表を行うなどの交流プログラムも合わせて計画したいと考えます。

 県内8校37人の生徒に参加してもらいました     細胞溶解液等の処理をしています

サーマルサイクラーでPCRを実施しています    電気泳動を行うため、サンプルをアプライしています

(35サイクル)

トランスイルミネーターで電気泳動の結果を見ています  4人分結果です。すべての人できれいな結果が出ています