高大連携講座 応用数理科3年(生物分野 第1回)

徳島大学教養教育院 渡部先生ご指導の下、応用数理科3年生 アドバンスドサイエンス生物分野選択9名の生徒に対して、高大連携講座が行われました。生物分野においては、3回にわたって行われます。

高大連携講座は、大学の施設・設備を使い、高校で行いづらい実験を実施し、学習内容を深めること、また、大学での授業を経験することで、学習意欲の向上を図り、高校と大学の連携をスムーズにすることが目的です。第1回は6月13日(火)に実施され、テーマは「制限酵素地図を作ろう」でした。

まず、マイクロピペットの使い方の練習を行いました。10μLを1μLごと10回で取れるかどうかの練習です。さすがは応用数理科生徒、上手にマイクロピペットを使っていました。その後、制限酵素を使い、DNAを特定の場所で切断します。その後、切断したDNA断片に対して電気泳動を行い、DNA断片の長さを測り、制限酵素で切断される場所を推定しました。

 

電気泳動の待ち時間には、実験で使用しているたくさんの生物を見せていただきました。遺伝子操作により、双頭のイモリの幼生やアルビノのイモリやアフリカツメガエル、染色したカエルの骨格標本などを見て、生徒達は大学での学びに胸を膨らませていました。

 

   マイクロピペットの練習です      制限酵素を加えてきます   マイクロチューブの端に溶液が

                                    残らないように遠心分離にかけます

制限酵素で切断したDNA断片を電気泳動にかけます  くぼみ(ウェル)にDNA断片を入れます

                 遺伝子操作で双頭のイモリの幼生です   イモリです

遺伝子操作でのアフリカツメガエル(アルビノ)     骨と筋肉を残し染色されたカエル

                                   電気泳動の結果です。横にはDNAマーカーを一緒に流してあります。 

           ①制限酵素無し ②EcoRⅤ  ③EcoRⅠ  ④EcoRⅤ + EcoRⅠ