第4回科学部野外巡検in市ノ川鉱山

 2月12日(日)、科学部員と理科教員で愛媛県西条市にある市ノ川鉱山跡へ行きました。ここはかつて大規模に稼行していた鉱山跡地で、アンチモンを目的に採掘していた場所です。輝安鉱(スティブナイト)という硫化アンチモンからなる鉱物があり、砲弾の強度を上げたり活字金に用いられていました。やや黒ずんだ銀白色の柱状結晶が見られます。

 まず、事務所があった市ノ川公民館へ行きました。館長さんの案内で、当時の貴重な資料や標本を見学させて頂きました。またお土産に少しだけサンプルを頂きました。ありがとうございました。次に、谷川の下流へ下った加茂川で鉱物採集をしました。立派な標本とは言いがたいですが、結晶の付き方など産状がわかるものを拾いました。参加生徒からはとても好評でした。

 コロナ禍で自粛していた活動がやっとできるようになりました。これからも少しずつ活動を広げていきます。