令和2年度

会議・研修 207HR課題研究最終発表会実施

2月24日(水)の午後、207HRの課題研究最終発表会を開催しました。

今年度はコロナ禍の影響を受け、校外の多くの発表会が中止となりましたが、

校内においては例年を上回る5回の発表会を実施しました。

今回がその最終の発表会となります。2月中はほとんどの研究グループが居残り実験を続け、

なんとか1年間の取組の報告をすることができました。スライド作りやプレゼンの技術では

かなりの成長が見られます。

しかし、研究期間が例年より短かったこともあり、考察部分に十分でない班が多いように

感じます。今回いただいた指導・助言を参考に、3月21日の県合同発表会や来年度の

県外での発表会、また論文作りに取り組み、研究がまとめられることを期待します。

会議・研修 第2回徳島県SSH高等学校課題研究および科学部研究研修会開催

日時 2021年2月19日(金)16:20~19:20
場所 城南高校(ホスト),徳島大学,城北高校,徳島市立高校,富岡西高校


 本校SSHではミッションの一つとして「地域における科学の中核校」を掲げており、

その一環として徳島県の課題研究のレベル向上を図るべく、徳島大学理工学部の全面的なご協力と、

徳島県立総合教育センターや徳島県教育委員会のご助力を得て「徳島県SSH高等学校課題研究および

科学部研究研修会」を実施しております。

 今年度は、城南高校をホストにオンライン形式での開催となりました。県下4校より43グループ158名の

参加があったため、6ブースを開設し、各研究グループが2回発表できる形態を取りました、3ブースは

徳島大学の先生方から指導・助言をいただける会場、残り3ブースは参加した学校間での質疑や交流の会場を

設定しました。また、事前に課題研究計画書を作成して徳島大学に送付したものについて、コメントや

アドバイスを記入した用紙をいただくことができました。


 全てのグループが、大学の先生方から専門性の高いアドバイスいただくことができました。

また、県教委・県総合教育センター皆様、引率教員・参加生徒も各班発表の質疑に参加し、

おかげさまで非常に活発な研修会となりました。今回いただいたアドバイスを今後の課題研究に是非生かしていきます。


 ご協力いただきました徳島大学の先生方・学生さん、県教委・県総合教育センターの皆様、各校でブースのお手伝いを

いただきました先生方に心から感謝申し上げます。

  

  

 

 

 

 

J-Linkツアー第2回天体観測会

 2月12日(金)の夕方から夜にかけて、令和2年度第2回天体観測会を実施しました。

この日は雨天の予報が出ていて開催が危ぶまれましたが、日頃の行いが良いせいか何とか実施できました。

阿南市科学センターに到着して全体写真を撮った後、天文館1Fを見学しました。50kg超の隕鉄に磁石をくっつけたり、

惑星の解説を読んだりしました。

 準備が整ったので、奥の部屋でスライドショーを見ました。ハレー彗星やアジアの皆既日食の観測、オーストラリア星紀行

などです。ストリートビューで場所を選定するなどの苦労話や深夜の移動途中でカンガルーとぶつかりそうになったこと、

高さ2mを超える蟻塚やハエの群れに難儀したことなど、1時間にわたってどれも面白い内容ばかりでした。

 3Fの観測所に上がりました。今回はまだドームが閉まっていましたが、スイッチ1つで大きな音とともにスライドして

夜空と向き合いました。雲が多かったので比較的空いている部分を狙って望遠鏡を向けました。双子座のカストル、

おおいぬ座のシリウス、牡牛座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラなどの1等星がきれかったです。

続いてエスキモー星雲やオリオン大星雲などを見ました。特に、前回も見えたM37散開星団を望遠鏡越しでスマホによる

撮影に成功しました。また、M45プレアデス星団(和名すばる)を撮影した人もいました。おそらく一生の思い出になるでしょう。


 コロナの影響で楽しみにしていた修学旅行やアメリカ研修などがすべて中止になりました。また、フェスティバルや

理科実験教室なども延期や規模縮小の憂き目に遭いました。応用数理科の生徒たちから「僕たちはイベントに飢えている。」

との話を聞き、急遽これらのイベントを企画・実施したところ多くの人が参加しました。

 次年度もどうなるかわかりませんが、今後もこういった行事を続けていこうと思います。

J-Linkツアー第1回天体観測会

2月10日(水)の夕方から夜にかけて、令和2年度第1回天体観測会を実施しました。

この日は良い具合に晴れ渡り、気温も余り下がらずコンディションは良好でした。

玄関に集合して体温を測り、指先をアルコール消毒してバスに乗り込みました。

 学校から40分くらいで阿南市科学センターに到着です。ここには四国最大の口径を持つ望遠鏡があり、

肉眼で見えない天体も観測できます。1階の各コーナーを見学した後、奥の部屋でセンター職員の方に

星に関する講演をして頂きました。毎年のように南半球のオーストラリアに行かれて、南天のすべての星々

(サザンオールスターズ)を順に撮影されているそうです。日本では見られない大マゼラン雲という星雲を

見たときの感動や、エアーズロックでの一コマなど貴重な体験談を大変興味を持って聴いていました。

 続いて本日のメインイベントの観測会です。天文館3Fにあるドームへ上がりました。日が沈んで空が

大分暗くなっていました。ドームはすでに開けられて113cm反射望遠鏡の真っ白な鏡筒が鎮座していました。

最初に見たのは天王星でした。大気にメタンを多く含み、赤色光を吸収して他の光を反射するため青から緑色に

見えます。また、火星は酸化鉄の土壌が広がるため赤っぽく見えました。他にも、新星爆発するかもしれないと

言われているベテルギウスやリゲルなどの1等星、M42オリオン星雲やM37散開星団などしばらく星の世界を

旅することができました。


 第2回は2月12日(金)に実施しました。そちらもご覧下さい。

 

会議・研修 207HR課題研究英語発表会実施

 応用数理科2年生は、1月27日(水)の午後にScience EnglishⅡの一環として、英語による課題研究の中間発表会を

実施しました。時間的に厳しい中ではありましたが、英語科・理科の先生方やTravis先生にご指導をいただき、

放課後の時間を活用しながら12班全てが英語発表にこぎ着けました。どの班もよく頑張ったと思います。

 当日は2年生「探究」発表会との並行実施であり、校長先生をはじめ、他教科の先生方や四国大学の先生にも

ご参観いただくことができました。終了後は、各先生から研究や発表についてのアドバイスをいただき、

1ヶ月後の最終発表会に向け、実験や発表会の準備に取り組んでいきます。なお、SEⅡの授業は、課題研究の進展と

平行して、英語論文の作成にあたります。