徳島県立城南高等学校
 
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SSH2年生

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2010/08/11

県外研修:兵庫耐震工学研究センター・神戸大学

| by:SSH-M
8月9日(月) 2年生県外研修
    兵庫耐震工学研究センター,神戸大学工学部オープンキャンパス,理学部化学科大堺研究室訪問
 
 午前中は,防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センター(E-Defense)を見学しました。実物大の建物で三次元の地震動による破壊試験ができるという,世界有数の施設だけあって,すべてが大きいです。写真は,油圧源棟という震動台を動かす動力源となる建物へ向かうところですが,建物に比べて人間がとても小さく見えます。
 破壊試験では,どれくらいの震動で壊れるかだけでなく,どう壊れるか,どこまで壊れるかにも注目して実験を行っているそうです。たとえば,古い建築基準で建てられた学校の校舎は,震動2回(本震+余震に相当)で大破していましたが,鉄骨で補強した校舎は,震動を7回受けても小規模な損傷だけで済んでいました。今,徳島県内では,高架橋の橋脚を鉄板で補強する工事や,学校の校舎に補強の鉄骨を入れる工事が行われていますが,これらの工事にも,実験で得られた知見が生かされています。
 一日の使用料が600万円という施設ですが,これで災害の規模を抑えることができるのなら,安いものだという感想を持ちました。
 午後は,神戸大学工学部のオープンキャンパスに参加しました。
 事前に登録した学科に分かれて,講義や実験を体験しました。応用化学科の実験講座では,立ち見が出るほどの人気講座もあり,高校ではなかなかできない実験を行うことができました。(写真は,炎色反応を利用したアロマキャンドル)
 オープンキャンパス終了後の時間を利用して,希望者7名で,理学部に移動し,大学院化学専攻の大堺利行先生の研究室を見学しました。大堺先生の研究室では,電気化学分析という手法を用いて,たんぱく質を選択的にとらえる研究や,イオンが膜を通過しようとするのを電位の変化でとらえる研究を行っています。たんぱく質の分析は,経験に負うところが大きく,応用に必要な強力な理論の登場が待たれているとのことです。大堺先生は,その強力な理論を構築しようと,精力的に研究を進めておられるそうです。(写真は,自作の装置を前に何を測定しているのか説明中の大堺先生)
 電気化学分析というと,もっぱら無機イオンの分析という,古い印象しか持っていませんでしたが,たんぱく質のような生体物質の分析が可能になってきているところに驚くとともに,分析の理論が確立して,臨床検査などの分野に応用が広がっていくことを期待して,研究室を後にしました。
 
 
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