徳島県立城南高等学校
 
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徳島城南塾

 応用数理科1年生、2・3年生SSHクラス生、希望者を対象として、地元の研究家や本校卒業生を講師として徳島城南塾を実施しました。

 

講演会等

講演会等
2006/11/20

第3回 「垣塚彰先生」

| by:Web担当者

第3回 「垣塚彰先生」

 11月20日に、京都大学大学院生命科学研究科の垣塚彰先生による「ガンってどういうもの?」をテーマに、講演がおこなわれました。先生は昭和52年に本校を卒業され、金沢大学医学部、京都大学大学院医学科博士課程を卒業されました。その後京都大学や米国ソーク生物学研究所などで研究をされました。
 講演の冒頭で、普通のマウスと太ったマウスで糖尿病の危険性が異なると予想され、運動させることによって危険度は変化するかを明らかにする実験をビデオで紹介された。電気刺激により強制的に走らされるのですが、太ったマウスは何と、電気刺激があってもやがて走らなくなってしまった、という面白い結果でした。これにより、実験のおもしろさが理解できると同時に、先生のお話に吸い込まれました。また、ガン研究の歴史をたどって話されましたが、「あなたならこのときどんな実験をしますか」、と常に質問が繰り出され、ぼうっとしている生徒は皆無、全員必死でお話を聞き、また考えました。そしてガンができるしくみや遺伝子とガンの関係などたくさんの知識を得ることができました。最後に先生からみなさんへのメッセージで「私はできるのに努力をしない人はゆるせない、悔いのないよう最大限の努力をしてください、そして私を早く追い越していってください」ということが特に印象に残りました。


11:17
2006/11/01

「ノーベル物理学賞受賞者 小柴昌俊先生」

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「ノーベル物理学賞受賞者 小柴昌俊先生」

 徳島大学の「科学体験フェスティバル10周年記念行事」として、ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊先生が記念講演をされたので、参加しました。小柴先生は、素粒子がご専門で、ニュートリノを世界で最初に観察されました。この「カミオカンデ」にまつわるいろいろな逸話をお聞きすることができました。そして、研究者にとって大切なことは、「やればできる」のですが「本気になって取り組めばやればできる」ということです、と何度も強調されました。

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11:23
2006/10/25

第2回 「玉置俊晃先生」

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第2回 「玉置俊晃先生」

 10月25日に、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部病態情報医学講座の玉置俊晃先生より「情報伝達と病気」と題して特別講義をしていただきました。玉置先生は、昭和46年に本校をご卒業された大先輩です。講演では、最先端の研究分野に関する内容を、身近な漢方薬や風邪薬に含まれる成分や、新聞でも取り上げられている「徳島県の糖尿患者数日本一」の話を題材に、わかりやすく丁寧にお話いただきました。講演を通して、地元の徳島大学医学部そして蔵本キャンパスでは、医師の養成や治療法・医薬品開発といった臨床分野だけでなく、人体の働きそのものを研究する基礎科学的分野から産学共同での商品開発まで本当に幅広い分野で、先駆的な研究成果を挙げているのだということを知り、地元の徳島大学の取り組みについて感銘を受けました。玉置先生は現在、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部神経情報医学部門で、腎臓および泌尿器の専門医としての知識経験を生かし、基礎医学の研究者として幅広いご研究をされています。そして城南高校の後輩たちに、医療分野で活躍する際に、医師としてだけでなく、基礎医学の研究者という道もあることを教えてくださいました。以前、NHKで「驚異の小宇宙 人体」というテレビ番組が放送されましたが、人体のはたらきの複雑さ、そして不思議さ、まさにもう一つの小宇宙が身近に存在していることに気付かされるご講演でした。


11:16
2006/06/19

第1回 「橋本就安先生」

| by:Web担当者

第1回 「橋本就安先生」

 6月19日に、徳島県出身の天文研究家、橋本就安先生を講師として招き、「星空に人工衛星を追いかけて」と題して授業をしていただきました。橋本先生は、天文ファンには全国的によく知られた人工天体観測のスペシャリストで、月刊天文ガイドの「人工天体ガイド」を長年担当されています。ご講演では、橋本先生が星空に興味を持ったいきさつから、人工天体観測の第一人者になるまでのエピソード、そして現在観測研究されていることなど、本当に面白いお話でした。橋本先生は現在、岡山県美星町の美星スペースガードセンターで観測者としてご勤務されています。その任務の一つは、小惑星や彗星、特に地球に接近するNEO天体(Near Earth Object)の観測。そしてもう一つは、地球軌道上で年々増加しているスペースデブリ(使用済みのロケットや寿命の尽きた人工衛星などの宇宙ゴミ)の観測だそうです。前者は映画「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」で描かれた人類の存続に関わる問題、後者はコミック&アニメ「プラネテス」で描かれた近未来の有人宇宙開発時代に脅威となる問題と深い関係があります。橋本先生のお話に、宇宙への憧れをかき立てられた講演会でした。


11:14
2006/05/30

「ノーベル化学賞受賞者 白川英樹先生」

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「ノーベル化学賞受賞者 白川英樹先生」

 トップ講師による講演会は5月30日に、新たに応用数理科が設置されたことを記念して、筑波大学名誉先生の白川英樹先生をお招きして開催しました。 白川先生は、1936年のお生まれで、東京工業大学理工学部を卒業、同大学院博士課程を終了後、米国ペンシルベニア大学博士研究員、筑波大学助先生、同先生を歴任されました。この間、多くの業績を残されましたが、2000年には「導電性ポリマーの発見と開発」の業績によりノーベル化学賞を受賞されました。5月30日(火)午後1時より、本校体育館において、全校生徒および希望する保護者を対象に、講演をしていただき質疑に答えていただきました。続いて、会場を研修館3階大会議室に移し、1~3年のSSHクラス生40名は白川先生を囲んで、座談会を開催しました。短時間ではありましたが、話がとぎれることなく、充実した講演会、座談会となりました。

以下に概要を掲載いたします。

講演会「導電性高分子をみつけるまで~新しい研究分野の誕生~」

 はじめに「科学」と「技術」は全く異なる概念です。ノーベル賞のメダルには二人の女神が描かれていて、一人はナトゥーラでnature、自然の女神です。もう一人はスキエンティアでscience、科学の女神です。まず最初は自然をよく知ろうという知的好奇心、これが科学であって、自然と共存するための知識を得ることが技術だということです。
 「セレンディピティー」という言葉は「セレンディップの三人の王子」というおとぎ話からつくられた言葉ですが、偶然のきっかけで素晴らしい発明や発見をする能力のことです。偉大な発見は偶然がきっかけとなることが多いのですが、チャンスはいくらあっても知性がなければ、また待ちかまえる心がなければうまく利用できません。この能力を伸ばすには、観察力と記録能力をきちんと育てることが大切です。ポリアセチレンの導電性の発見も偶然がきっかけでした。

 この後、導電性ポリマーを発見したいきさつや、化学的、物理的な特性などのお話がありました。

Q.小学生や中学生のとき、勉強とかいっぱいしましたか。
A.理科系だったら何でも好きでした。昆虫採集や植物採集に夢中でした。高校では外国を意識したので、アマチュア無線に熱中し、真空管のラジオやトランジスターラジオをつくりました。大学では生物関係、電子工学関係、化学分野で新しい高分子をつくりたいと思ってました。

座談会
Q.なぜ化学に関心を持ったのですか。
A.戦後、プラスチックや塩化ビニルでできた製品が出回り始めたのですが、あまりよいものじゃなくて、不便なことや欠点も多かった。そこでもっとよいものをつくろうと考えました。

Q.大学入試で物生化3教科を課す動きが見られますが、どう思われますか。
A.自然には自然があるだけで、学問の分化は便宜的なものです。各分野を一体化した知識がますます要求されるようになるので、高校では分け隔てなく全部勉強してほしいと思います。

Q.分子ロボットに関心があるのですが、どう思われますか。
A.将来は電気を通す有機物で配線をするなどが考えられる。電気が通って分子自身が螺旋を巻いていれば磁場が発生する。遠い将来には分子ロボットも可能になると思います。

「ノーベル化学賞受賞者 白川英樹先生」の様子はこちらもご覧下さい→


11:18

フォトアルバム

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「ノーベル物理学賞受賞者 小柴昌俊先生」を開きます。
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登録者:Web担当者 | 2010/02/12(0票)