徳島県立城南高等学校
 
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科学部

 科学部は、物理・化学・生物・地学に興味のある人を対象に活動します。実験や観察に興味のある人、一緒に活動しましょう。活動場所はそれぞれの教室です。

部活動紹介の様子

部活動紹介の様子1部活動紹介の様子2
 

活動の様子

科学部
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2021/02/12

心ゆくままにペリドットを採ろう

| by:広報
 2月8日(月)と9日(火)の両日、地学室にて8月の誕生石ペリドットの採集会を行いました。ちょうど1年前に鹿児島県に出張したとき、現地の海岸で砂ごと採集して学校にて保管していました。8月の科学フェスティバルで用いる予定でしたが中止となり、代わりに生徒の希望者に解放してペリドット取り放題のイベントをしてみました。
 開聞岳から流出した溶岩が潮流に浸食され、海岸線に堆積すると真っ黒な砂浜になります。この黒い砂の中にくすんだ緑色の粒子が含まれます。それが橄欖石(かんらんせき)であり、宝石質の物をペリドットといいます。なお、橄欖とはオリーブの実のことです。他にも透明な水晶の欠けらやクロム鉄鉱からなる砂鉄、孔だらけの軽石なども含まれます。大きさは1~3ミリ程度ですが、たくさん集めてボトルに入れると大変きれいです。
 放課後になると興味のある生徒がやって来ました。パットに砂を入れてピンセットでつまんで分けていきます。ちまちました作業ですが、根気よく続けるとペリドットがたくさん採れます。2時間近くも作業に没頭している人もいて、かなりの量をボトルに入れて持ち帰りました。皆さんも城南に入学すればここで採集できます。いかがですか?

   
   

12:54
2020/12/21

第2回の野外巡検は化石採り

| by:広報
 今年も残りわずかになった12月19日(土)に、第2回科学部野外巡検で上勝町の正木ダムへ行きました。ここは化石や石炭を産出する地域で、アンモナイトやシダ類などの化石が見られます。今日の目的は石炭とトリゴニアです。
 勝浦町最後のトンネルを抜けると、そこは雪国にまだなっていませんでした。しかし、山頂部はうっすらと白くなり、降雪の時期が近いのがわかります。少し寒さに震えながら、正木ダムの下流から見ていきました。まず、勝浦炭鉱跡で石炭を探しました。戦前から戦後にかけて採掘されていましたが、坑道がつぶれて跡形もありません。林道に少しだけ石炭が落ちていたので拾いました。次に、化石を含む砂岩層を見に行きました。トリゴニア砂岩と名付けられた岩石からなる地層で、数種類のトリゴニア(三角貝)を含みます。山道に沿って斜面からはがれ落ちた石をじっくり見ていくと、丸い二枚貝のような化石が見つかりました。どうやらニッポニトリゴニアのようです。
 高台に場所を移動して、今度は「ヤッホー」と叫んでみました。すると、遠くから「ヤッホー」とこだまが帰ってきました。ダム周辺にはヤッホーポイントが10ヶ所以上あり、ここを訪れる楽しみの一つになっています。さらにダム湖の岸に沿って進み、3ヶ所で化石を採集しました。ミカンの房のようなプテロトリゴニアが見つかりました。また、高鉾炭鉱跡にも立ち寄ってそこでも石炭を拾いました。
 思ったほど化石は採れませんでしたが、透き通るような空気と赤や黄色の紅葉を十分味わいました。もうすぐこの辺りも道が凍結したり積雪があったりで来られなくなります。来年の再開を楽しみにしてダム湖を後にしました。

    
    
    

10:51
2020/09/28

ようやく始まる野外巡検

| by:広報
 令和2年9月26日(土)、ずっと自粛していましたが状況が落ち着いているので、ようやく活動を再開しました。令和2年度第1回科学部野外巡検の始まりです。野外活動なので互いのソーシャルディスタンスが大きく、屋内よりはずっと安全です。また、車に同乗する場合も座席の間を開けて座りました。これについては保護者の了解も得ています。できる限りの準備を整えて高越山へ向かいました。
 昨日の雨で増水し、いつもより河原が狭く工事車両が通る道も水没していました。まずは、徳島県の石である「青色片岩」を採取することにしました。この石は青というより黒っぽい紺色で、藍閃石石片岩という岩石です。徳島を代表する文化の1つ「藍染め」の色合いです。色が濃くて細かい結晶が見られる物を探しました。次に、緑レン石や紅レン石、キースラーガーなどを探しました。磁鉄鉱やチタン石も見つかりました。
 最後にエクロジャイトがありました。藍閃石エクロジャイトといい、県立博物館にも常設展示されています。マントル上部の物質からなると言われ、世界的に珍しい岩石です。日本国内では数カ所で見られるだけできわめて産地が限られ、徳島県ではここだけにしかありません。露頭を失っているため、残された転石を探すしかないです。初めてで見つけられてとてもラッキーでした。今後もこのような活動を続けます。
 
   
   

15:06
2020/04/10

今年の科学フェスティバルは?

| by:広報
 昨年の8月3日と4日に、徳島大学にて第23回科学フェスティバルが開催され、本校SSHと科学部が協力して「石の反応ときどき水晶」というテーマでブースを開設しました。400人以上が訪れて盛況のうちに終わることができ、私たちはとても満足していました。後日、徳島大学から賞状が届きました。来訪者にアンケートを取ったところ、満足度が大変優れていたので表彰していただきました。生徒・教員一同とても驚いて、皆さんからこれだけご好評をいただいて大変光栄に思いました。ありがとうございました。
 今年は開催が中止になるかもしれません。春先から次の準備にかかっていたのに残念です。でも材料の土や石は保存できるので、機会があればいつでも即座に実施可能です。昨年度よりバージョンアップしているので楽しみにしていてください。それでは皆さん、またお会いしましょう。
 

   

09:52
2020/02/29

ビスマスの結晶を作ろう

| by:広報
 コロナの大流行で間もなく臨時休校になることが決まりました。当分は授業も部活動もお休みで、遠方の友人やクラスメイトに会えなくなります。そこで、科学部や有志が集まり最後の実験をしました。原子番号113番の新元素ニホニウム(元素記号Nh)は、亜鉛Zn(同30番)とビスマスBi(同83番)の原子核を衝突させることで作られました。そのビスマスは比重の大きい金属で融点が低く、ハンダのように簡単に融けます。しかも再結晶して生成した結晶がきれいでとても人気があります。ということで、生徒からの希望もあり実験してみました。
 スチール製の計量カップを容器として40g程度のビスマスを入れ、三脚と三角架を用いてバーナーで弱火にして過熱しました。すると、すぐにお餅みたいに端から融けてきました。1~2分経つと水銀のような液体金属になりました。まるでターミネーターです。表面に軽く息を吹きかけると、プルるるんという感じにさざ波が立ちます。うっすらと膜が張ったのでそれを軽くなぞって灰汁取り(あくとり)します。その後すぐにクリップを置きます。これは結晶ができるときの核になります。加熱を止めてゆっくり放冷すると、次第にビスマスが固まってきます。タイミング(これが難しい!)を見計らって、クリップを静かに持ち上げると液体ビスマスの中から結晶が付着して出てくるのです。
 最初はタイミングが合わず結晶がまだできていなかったり、固まってしまってクリップが抜けなくなったりと大変でした。それでも何度か繰り返すと金色の四角い結晶や、赤・青・紫などの遊色を示す金属塊になりました。何とかお土産もできたようで、和気あいあいと楽しそうでした。さて、これにてしばらくお別れです。春休みの計画もすべてキャンセルです。次に会えるのは4月になってからでしょう。では皆さんお元気で。・・・勉強もしましょうね。

   
  

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